2012年05月12日
マナーについて考える~
マナーというものは、ソースをテーブルクロスにこぼさないことではなく、誰か別の人がこぼしても気づかぬふりをしているところにある。 有名なロシア人作家アントンチューホフの名言です。 昨夜のTVを見て久々に思い出しました。
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マナーとは、相手を批評批判したり、重箱の隅をつついて人のあらを探すのではなく、 相手が困っている時に、さりげなく自尊心を傷つけない態度でそっと手を差し伸べて上げる事のようにも思えます。
中国では出された料理を少し残すのがマナーと言われていますが、フランスではスープの残が一滴もないよう パンに付けて食べると言いますね。インド人は手でご飯を食べますし、ニューカレドニアにはバスの時刻表がありません、オランダやギリシャの犬達はノーリードです。
その国や地域各々で不快に思える事や、気にならない事は様々ですが、お互い違いを良い物として受け入れ 柔軟に物事を考える寛容寛大さが大切な気がします。
ただし自分が不快と感じる事があったならば、相手に対して主張する事も大切です。 ただしその際は、怒りや感情をぶつけるのではなく、また相手の人格を攻撃することなく 真摯になぜ不快と思うのか相手に伝えるべきと考えます。 マナーとは人間関係を円滑に繋ぐ潤滑油の様なものかもしれませんね。